旅行スポット情報
これまでに北海道が誇る世界遺産、「知床」の魅力をお伝えしてきました【シリーズ知床】。
もうすっかりこのシリーズも手馴れてしまいましたね(笑)
でも、このページに書かれていることが、最も大切であり、読んでいる方に重要視して欲しいことなんです。
題名にもありますが、知床を旅行する上での最低限のマナーと注意事項を紹介します。
◆一番大切なこと、それはあなたのマナー
世界遺産に登録された知床は、今では「日本の代表的な観光地」として認識されています。
ですが、その知床は「大自然」だということを忘れないでください。
原始の森、貴重な野生動物達、それこそが「知床」なのです。
この自然は、いとも簡単に壊れます。そして非常に回復しにくいものです。
2005年に世界遺産に登録されたことにより、知床を訪れる観光旅行者は50万人を超えました。
一つも人の手が加えられていない森や山に、一年に50万人の人間が足を踏み入れているんです。
そんな中で、森が原始の状態を保っていくのはとてもとても難しいことです。
だからこそ、一人一人のマナーが重要です。
◆知床での最低限のマナー
・歩道や木道があるところは道を外れないで歩きましょう
植生保護のため、道から外れないで歩きましょう。写真撮影などで植生地に踏み込まないでください。
・ゴミは持ち帰りましょう
ゴミは全て持ち帰ってください。投げ捨てられた空き缶に残ったジュースや食べ物の味をおぼえたヒグマは、これを求めるようになり、人家を襲うようになります。
これは知床に限らずどこへ行っても言えること。そして当然のマナーです。
・とっていいのは写真だけ
花、草、葉や石などはとらないで下さい。この行為は、法律で禁じられています。
・野生動物は野生のままで
キタキツネやヒグマ、海鳥などの野生動物にエサを絶対に与えないでください。写真撮影などで野生動物に近寄らないで下さい。
知床では車道でも多くの野生動物を発見することが出来ますが、その際に車を降りてはいけません。互いにとってとても危険な行為です。
・えさやりは絶対禁止!
餌付けは野生動物本来の生き方を変える行為です。一度、人の食べ物の味を覚えた動物は、再び食べ物を得るため人間に近寄ってくるようになり野生を失います。
ヒグマの場合、人の居住区まで移動し重大なトラブルを起こした例が過去にあり、後から来るビジターだけでなく地元住民の生活までも脅かす結果になります。
・ペットを連れて行かない
ヒグマの生息地では、犬などのペットを連れ歩くことは大変危険な行為です。ヒグマは人の存在に気付くと藪に身を潜めてやり過すことがあります。しかし、犬が彼らを探し出し吠え掛かると、クマはパニックになり人に向かってくる恐れがあります。
また、ペットがここの環境には無い植物の種や感染症を持ち込む恐れがあるため同伴はご遠慮下さい。
・車での移動はゆっくりと
国立公園内では多くの野生動物が道路を横断します。また、エゾシカの場合は道路脇の草を食べるために、キツネは道路上にある虫などの死骸を食べるために頻繁に現れます。彼らが交通事故に遭うケースは多数あり、ドライバーが注意して運転することで大半の事故は避けることができます。
・我々は部外者であるということ
私達人間は、知床という原始の森、動物達の住みかへ”お邪魔している”ということを忘れないでください。
全ては動物や植物達のためにあるのであって、我々人間のために存在しているわけではないということ。それこそが知床の魅力なのですから。
◆知床へ旅行する際の注意事項
知床は、北海道の中でも特に寒い地域です。
その気温は最も暑い8月の平均気温でも22℃程にしかなりません。これは自然が豊かな証拠ですが、山間部の多い知床では、局地的に得意な気象が見受けられます。
標高1400〜1600m級の山々が存在する知床ですが、山の気象、植生などから言うと3000m級の山にも匹敵します。
それほどまでに厳しい環境であるので、季節に限らず、防寒具、雨具(長靴等)の装備を考慮しておいた方が間違いないでしょう。
特に、登山道を利用する場合はそれなりの登山の経験、読図力、体力が必要とされます。
以上のことからも、旅行スケジュールには余裕を持って訪れることをお薦めします。
天候や熊の出没などでの予定変更、または予定中止の場合もあります。
リトライできる余裕をみてスケジュールを組みましょう。
こうして北海道の知床を紹介してきましたが、どうでしたか?
僕は今まで1度しか行ったことがないのですが、一度見ただけでも忘れられない景色があったり、一度見ただけでは分からない自然の姿があったりで本当に面白かったですよ♪
未開拓の原始の森、北海道の知床でちょっと冒険してみませんか?
『世界遺産 知床 バックナンバー』※別ウィンドウで開きます。
第1回 北海道の世界遺産「知床」基礎知識編
第2回 北海道の世界遺産「知床」地理編
第3回 北海道の世界遺産「知床」旅行スポット編
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もうすっかりこのシリーズも手馴れてしまいましたね(笑)
でも、このページに書かれていることが、最も大切であり、読んでいる方に重要視して欲しいことなんです。
題名にもありますが、知床を旅行する上での最低限のマナーと注意事項を紹介します。
◆一番大切なこと、それはあなたのマナー
世界遺産に登録された知床は、今では「日本の代表的な観光地」として認識されています。
ですが、その知床は「大自然」だということを忘れないでください。
原始の森、貴重な野生動物達、それこそが「知床」なのです。
この自然は、いとも簡単に壊れます。そして非常に回復しにくいものです。
2005年に世界遺産に登録されたことにより、知床を訪れる観光旅行者は50万人を超えました。
一つも人の手が加えられていない森や山に、一年に50万人の人間が足を踏み入れているんです。
そんな中で、森が原始の状態を保っていくのはとてもとても難しいことです。
だからこそ、一人一人のマナーが重要です。
◆知床での最低限のマナー
・歩道や木道があるところは道を外れないで歩きましょう
植生保護のため、道から外れないで歩きましょう。写真撮影などで植生地に踏み込まないでください。
・ゴミは持ち帰りましょう
ゴミは全て持ち帰ってください。投げ捨てられた空き缶に残ったジュースや食べ物の味をおぼえたヒグマは、これを求めるようになり、人家を襲うようになります。
これは知床に限らずどこへ行っても言えること。そして当然のマナーです。
・とっていいのは写真だけ
花、草、葉や石などはとらないで下さい。この行為は、法律で禁じられています。
・野生動物は野生のままで
キタキツネやヒグマ、海鳥などの野生動物にエサを絶対に与えないでください。写真撮影などで野生動物に近寄らないで下さい。
知床では車道でも多くの野生動物を発見することが出来ますが、その際に車を降りてはいけません。互いにとってとても危険な行為です。
・えさやりは絶対禁止!
餌付けは野生動物本来の生き方を変える行為です。一度、人の食べ物の味を覚えた動物は、再び食べ物を得るため人間に近寄ってくるようになり野生を失います。
ヒグマの場合、人の居住区まで移動し重大なトラブルを起こした例が過去にあり、後から来るビジターだけでなく地元住民の生活までも脅かす結果になります。
・ペットを連れて行かない
ヒグマの生息地では、犬などのペットを連れ歩くことは大変危険な行為です。ヒグマは人の存在に気付くと藪に身を潜めてやり過すことがあります。しかし、犬が彼らを探し出し吠え掛かると、クマはパニックになり人に向かってくる恐れがあります。
また、ペットがここの環境には無い植物の種や感染症を持ち込む恐れがあるため同伴はご遠慮下さい。
・車での移動はゆっくりと
国立公園内では多くの野生動物が道路を横断します。また、エゾシカの場合は道路脇の草を食べるために、キツネは道路上にある虫などの死骸を食べるために頻繁に現れます。彼らが交通事故に遭うケースは多数あり、ドライバーが注意して運転することで大半の事故は避けることができます。
・我々は部外者であるということ
私達人間は、知床という原始の森、動物達の住みかへ”お邪魔している”ということを忘れないでください。
全ては動物や植物達のためにあるのであって、我々人間のために存在しているわけではないということ。それこそが知床の魅力なのですから。
◆知床へ旅行する際の注意事項
知床は、北海道の中でも特に寒い地域です。
その気温は最も暑い8月の平均気温でも22℃程にしかなりません。これは自然が豊かな証拠ですが、山間部の多い知床では、局地的に得意な気象が見受けられます。
標高1400〜1600m級の山々が存在する知床ですが、山の気象、植生などから言うと3000m級の山にも匹敵します。
それほどまでに厳しい環境であるので、季節に限らず、防寒具、雨具(長靴等)の装備を考慮しておいた方が間違いないでしょう。
特に、登山道を利用する場合はそれなりの登山の経験、読図力、体力が必要とされます。
以上のことからも、旅行スケジュールには余裕を持って訪れることをお薦めします。
天候や熊の出没などでの予定変更、または予定中止の場合もあります。
リトライできる余裕をみてスケジュールを組みましょう。
こうして北海道の知床を紹介してきましたが、どうでしたか?
僕は今まで1度しか行ったことがないのですが、一度見ただけでも忘れられない景色があったり、一度見ただけでは分からない自然の姿があったりで本当に面白かったですよ♪
未開拓の原始の森、北海道の知床でちょっと冒険してみませんか?
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第1回 北海道の世界遺産「知床」基礎知識編
第2回 北海道の世界遺産「知床」地理編
第3回 北海道の世界遺産「知床」旅行スポット編
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